マラケシュのグルメ案内:名物料理と食べ歩きスポット

公開日: 読了目安 8 分マラケシュ

目次
  1. まず知っておきたい代表的な料理
  2. 夜のジャマ・エル・フナ広場:屋台での食べ方
  3. 座ってゆっくり食べたいレストラン
  4. ミントティー、カフェ、甘いもの
  5. スパイス、オリーブ、ドライフルーツの買い方
  6. 安心して楽しむための実用メモ
  7. マラケシュの食べ歩き一日モデル
  8. 自分だけの食事プランを作る

マラケシュで何を食べるか迷ったら、まずタジンとクスクス、じっくり焼いた羊肉、そして夜のジャマ・エル・フナ広場の屋台を押さえれば、この街の味の大筋がつかめます。街の料理はスパイスと時間をかけた煮込み、そして皆で分け合う皿が中心です。屋台での軽食を数回、そしてリヤドの庭や屋上で座って食べる食事を一、二回組み合わせるのがおすすめです。

まず知っておきたい代表的な料理

モロッコ料理は幅広いものの、ほとんどのメニューに同じ料理が並びます。事前に知っておくと注文が楽になります。メニューが短くて店員の動きも速い旧市街では特に助かります。

タジンは鍋の名前であり、料理の名前でもあります。円錐形の土鍋で肉や野菜を時間をかけて煮込むもので、レシピによって玉ねぎ、塩漬けレモン、オリーブ、ドライフルーツなどが加わります。ぐつぐつ煮えたまま運ばれてきて、カトラリーの代わりにパンをちぎってすくって食べます。

クスクスは蒸したセモリナに野菜と肉を添えた料理です。伝統的には金曜日の料理とされ、家族経営の店ではその日にいちばん良いものが出ることもあります。それ以外の日でも十分おいしいですが、特別感は少し薄れます。

タンジアは、旅行者がいちばん驚く地元の名物です。牛肉を土の壺に入れ、熾火の中で何時間も蒸し煮にします。もとは独身男性の食事として生まれた調理法ですが、今ではこの街を代表する料理になりました。肉はほろほろにほぐれ、ソースにはクミンと塩漬けレモンの香りがあります。急ぎの昼食には向かないので、おなかがすいていて時間がある時に頼みましょう。

もうひとつはメシュイです。地下でゆっくり焼いた羊肉で、手で骨から外せるほどやわらかく仕上がります。重さで量り売りされ、塩と挽いたクミンが添えられます。モロッコで味わえる最もシンプルで満足感のある食事のひとつです。

夜のジャマ・エル・フナ広場:屋台での食べ方

昼間の広場は大道芸人のステージのように見えます。夕方になるとジャマ・エル・フナ広場の屋台が並び、番号の付いた数十の屋台でグリル、スープ、サラダ、揚げ魚、そして挑戦したい人には羊の頭まで売られます。煙とランプの灯り、そして喧騒も食事の一部で、初めて訪れる人が一周でモロッコの屋台料理の全体像を見られる数少ない場所です。

いくつかのコツで体験がぐっと良くなります。座る前に広場をひと回りしましょう。地元の家族連れで混んでいる屋台を選ぶと、回転が早く新鮮です。席に着く前に値段を確認し、メニューの表示と口頭の説明が合っているか確かめましょう。ベンチへ引っ張られても、丁寧に断って次の屋台に移って構いません。

スパイスの効いたスープを小さな器で出すカタツムリのスープは、地元の人が軽く食べる定番です。ハードルが高ければ、焼きソーセージや羊肉の串焼き、パンとサラダの皿でも十分な夕食になります。席は相席になることが多いので、少し会話するか、笑顔でうなずく心の準備を。

座ってゆっくり食べたいレストラン

広場の外にも、旅行者の目安になっているレストランがいくつかあります。ゲリーズ地区の Al Fassia は女性たちが営み、タジンや羊肉料理で知られています。旧市街より落ち着いた地区で家庭的な味を求める人に向いています。混む夜は予約しておくと安心です。

屋上レストランの Nomad は、旧市街の屋根を見下ろしながらモダンなモロッコ料理が楽しめます。定番のタジンより軽くて現代的なものを食べたい時に良い選択です。Le Jardin はまったく別の雰囲気で、木陰のあるリヤドの庭にある静かなレストランです。モロッコ料理と地中海料理が出て、スークの騒がしさが遠のきます。暑い日の昼間に休むのに向いています。

羊肉が好きな方には Mechoui Alley がおすすめです。メシュイを売る小さな食堂が並び、注文に応じて肉を切り分け、簡素なテーブルで食べます。ゆっくりした夕食というより昼の一軒で、空腹で訪れ、手で食べることを気にしないのがコツです。

ミントティー、カフェ、甘いもの

ミントティーはもてなしの飲み物です。高い位置から小さなグラスへ注がれ、たいていとても甘く作られます。お店で勧められて断るのは気まずいことがあるので、グラスを受け取ってゆっくり味わいましょう。座る場所を探すなら、スパイス広場の Café des Épices がミントティーと軽食で知られ、上のテラス席からスークの様子を眺められます。

甘いものが好きなら、老舗の Pâtisserie des Princes へ。焼き菓子、クッキー、モロッコの甘いお菓子を売っています。アーモンドと蜂蜜の小箱を買って、午後のおやつやお土産にするのもよいでしょう。トレーに並べたばかりの朝のほうが、お菓子はおいしいことが多いです。

スパイス、オリーブ、ドライフルーツの買い方

食材の買い物も旅の楽しみです。メラー地区のスパイス市場は観光色が薄く、地元の人がスパイス、オリーブ、ドライフルーツを買う場所です。静かに品質を比べたり、ミックスごとの使い道を尋ねたりするのに向いています。ラス・エル・ハヌート、クミン、サフラン、塩漬けレモンなどを探し、スパイスは時間とともに香りが落ちるので少量ずつ買いましょう。

スークでは値段は交渉で決まりますが、強く値切るよりも丁寧な会話のほうがうまくいくことが多いです。買う前に香りをかぎ、売り手が勧めてくれるなら少し試させてもらい、フライトに備えてしっかり密封しましょう。食品を持ち帰る場合は、スパイス、ドライフルーツ、オリーブに関する自国の規則を確認してください。

安心して楽しむための実用メモ

  • にぎわっている店を選びましょう。回転が早いことが、屋台でもレストランでも新鮮さの目安です。
  • 屋台や小さな食堂では注文前に値段を聞き、小銭を用意しておきましょう。
  • 水は封の開いていないボトル入りを選び、胃腸が弱い方は氷や生野菜に気を付けてください。
  • 皿を分け合う時は右手で食べ、パンをカトラリー代わりに使います。
  • 営業時間は季節やラマダンで変わるので、店の公式ページを見るか、宿泊先のリヤドに聞いてください。
  • アレルギーや食事制限は早めに伝えましょう。野菜のタジンは見つけやすいですが、だしやソースに肉が入ることがあります。

マラケシュの食べ歩き一日モデル

朝はミントティーとお菓子で始め、スークを歩いて、昼は Mechoui Alley で羊肉を食べます。午後は木陰の庭かテラス付きのカフェで休みます。夕方に広場へ戻って屋台を楽しみ、最後にもう一杯ミントティーで締めくくります。同じ地域の別の首都にも足を延ばすなら、カイロの博物館やドバイのおすすめスポットの記事も参考にしてください。

マラケシュのグルメスポットの一覧、マラケシュのガイド、モロッコのページを見てから、滞在日数を決めるのもおすすめです。

自分だけの食事プランを作る

マラケシュの食事は多くの街よりゆっくり進みます。大きな食事は一日一回、あとは軽食という配分にしておきましょう。屋台は到着した夜か最後の夜に、リヤドでのディナーは落ち着いた夜に取っておくのがおすすめです。観光と食事を近い場所にまとめた日程が欲しい場合は、マラケシュのプランナーで作成できます。

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