カイロの博物館おすすめ:回る順番と見どころ
目次
カイロで博物館をどう選ぶか迷ったら、まずギザのピラミッドそばにある大エジプト博物館、次に王のミイラを展示するエジプト文明国立博物館、そしてタハリール広場の古いエジプト考古学博物館の順がおすすめです。時間に余裕があれば、イスラーム美術館とコプト博物館を加えると、それぞれ違う時代を見ることができ、同じ展示を何度も見ることがありません。
まず、何を見たいのかを決める
カイロには一度の旅行では見きれないほど多くの博物館があり、内容も重なっています。巨大な二つの館がファラオの時代を語り、別の一館がエジプトの通史をまとめ、小さな邸宅や宮殿がその後の時代を見せてくれます。古代エジプトと名のつく場所をすべて入れてしまうと、三つ目の彫像の間に着く頃にはもう疲れてしまいます。
うまくいくのは、一日に大きな館を一つだけ入れ、そこに小さくて雰囲気の違う場所を足す回り方です。午前は大規模な展示、午後は静かな邸宅博物館、夜はゆっくり夕食という流れです。開館時間、チケットの種類、公開されている展示室は時期によって変わるため、出発の数日前に公式サイトで確認してください。
古代エジプトを見る三大博物館
大エジプト博物館
大エジプト博物館はギザの台地のすぐ隣にあり、ツタンカーメンのコレクションを一か所にまとめて見せることを目的に作られました。当サイトの都市ガイドのデータでは、見学の目安は約四時間なので、半日は確保したいところです。ピラミッドと同じ日に回る人も多いですが、どちらも急がず、ゆっくり時間を取ってください。
タハリール広場のエジプト考古学博物館
エジプト考古学博物館(タハリール)は1902年から、薄いピンク色の新古典主義の建物に収まり、数十万点もの収蔵品を持っています。ぎっしり詰まったガラスケースや昔ながらの解説札は、収集家の部屋のような雰囲気です。団体客が来る前に入れるよう開館直後に行くこと、そして一部の展示品は他の博物館へ移されているため、公開中の展示室を事前に確認することをおすすめします。
エジプト文明国立博物館
エジプト文明国立博物館(NMEC)は最も新しい館で、エジプトの歴史を最初から最後まで通して語り、王のミイラも展示しています。ファラオの宝物をすでに知っている人にとって、ばらばらの知識をひとつにつなげてくれる館になることが多いです。
見落とされがちな街の層
イスラーム美術館
イスラーム美術館には陶器、木工、金属細工、写本が揃い、タクシーの窓から見える彫刻入りのミナレットや象嵌の扉、ランプの意味を理解させてくれます。見学は約一時間半と短めで、旧市街やハーン・ハリーリ市場への散策にそのままつなげられます。
コプト博物館
オールド・カイロにあるコプト博物館は、初期キリスト教時代のエジプトのイコン、織物、写本を所蔵しています。ファラオの巨大な館よりも静かで、ファラオの時代とイスラームの到来のあいだの数世紀を見せてくれます。周囲の細い路地を歩くのも見学の一部です。
ゆっくり過ごしたい午後の宮殿と邸宅博物館
ガイヤー・アンダーソン博物館はイブン・トゥールーン・モスクの隣にあるオスマン朝時代の二軒の家で、珍品を並べた部屋のように飾られ、美術館というより風変わりな人の家に招かれた気分になります。ローダ島のマニアル宮殿博物館はオスマン、ペルシア、ムーア風の様式が混ざり、暑さが和らぐ頃の庭が心地よい場所です。アブディーン宮殿博物館は元王宮で、武器、勲章、贈り物のコレクションがあります。
どれも一時間から一時間半あれば十分です。建物そのものが展示という場所が多く、ガラスケースや象形文字の解説から離れて一息つくのにちょうどよい存在です。
二日間と三日間のモデルコース
二日間なら、初日はギザで大エジプト博物館とピラミッド、二日目は市内中心部で午前にタハリールの博物館、午後にイスラーム美術と旧市街を回ります。三日目を足せるなら、旧市街の南側にあるNMEC とコプト博物館を同じ日にまとめ、最後にガイヤー・アンダーソン博物館で締めくくるのが効率的です。
- 1日目:大エジプト博物館とギザの台地
- 2日目:タハリールのエジプト考古学博物館、続いてイスラーム美術館
- 3日目:NMECとコプト博物館、夕方はガイヤー・アンダーソンか宮殿
同じ考え方を別の首都で見たい方は、一日に一つの主役を置く回り方を解説したロンドンの博物館ガイドもご覧ください。
チケット、お金、実用的なコツ
カイロの博物館には共通券がなく、各館が個別にチケットを販売しており、外国人料金は地元の人より高めです。決まった無料日もないので、それを前提に計画しないでください。学生割引の可能性があるため国際学生証を持参し、最新の料金は公式サイトで確認しましょう。
- 午前に行くと涼しく、団体客も遅れて到着します
- チップや荷物預けのために小額紙幣を用意しましょう
- 歩きやすい靴と、冷房の強い展示室用の薄手の上着を持ちましょう
- 撮影ルールは館ごとに違うので、入口で確認してください
カイロでは移動の段取りが一日の質を左右します。ギザ、タハリール、オールド・カイロ間の長い移動は運転手つきの車か配車アプリを使い、各エリアの中は歩くのが基本です。
食事と、次に読みたい記事
博物館の午前が終わったら、次の見学先の近くで昼食をとるのが一番楽です。エジプト考古学博物館のあとは中心部の屋台料理やグリルが合い、イスラーム美術館のあとはハーン・ハリーリ周辺が便利です。旅がさらに西へ続くならマラケシュのグルメ案内、湾岸へ向かうならドバイでやりたいことが参考になります。
博物館以外のカイロについてはカイロの都市ガイド、博物館テーマのページ、エジプトの国ページをご覧ください。日程が決まったら、カイロの日別プランが博物館、食事、移動を無理のない順番に並べてくれます。