リオデジャネイロ3日間モデルコース:定番を効率よく回る
目次
初めてのリオなら、3日あれば主要な見どころを無理なく回れます。コツは観光地のリストではなく地域ごとに考えることです。1日目は歴史地区とラパ、サンタテレザ、2日目はコルコバードのキリスト像とシュガーローフ、3日目は南部のビーチに充てると、渋滞に時間を取られずに済みます。
3日間を組み立てる前に知っておきたいこと
リオは海と切り立った花崗岩の山の間に細長く広がっていて、地図では近く見える場所でも車では意外と時間がかかります。混む時間帯は短い移動でも1時間近くかかることがあります。メトロ(1・2・4号線)は南部と中心部をうまく結び、VLT路面電車は中心街の移動に便利です。夜やメトロが通らない場所ではUberや99を使うのが一般的です。
天気が計画を大きく左右します。展望スポットは空気が澄んでいる朝のうちに行くのが基本で、午後になると山頂に雲がかかることが多くなります。2日目の朝に曇っていたら、ビーチの日と入れ替えましょう。営業時間やチケットの規則、休館日は季節によって変わるため、出発の数日前に各施設の公式サイトで確認してください。
1日目:歴史地区、ラパ、サンタテレザ
午前:カフェ、図書館、宮殿
朝は静かな中心街(セントロ)から始めます。1894年創業のコンフェイタリア・コロンボはステンドグラスと鏡張りのホールで有名で、平日の午後は比較的空いています。近くの王立ポルトガル語図書館は世界で最も美しい図書館のひとつといわれ、マヌエル様式風のファサードと何層にも重なる木の書棚が見事です。
続いて、かつてポルトガル王室の住まいだった現在は文化施設のパッソ・インペリアルへ歩き、さらにマウア広場へ向かいます。ここにはカラトラバ設計で科学と持続可能性を扱う明日の博物館と、屋上テラスのあるリオ美術館 MARがあります。1つだけ選ぶなら、家族連れには明日の博物館、街の美術や文化の歴史を知りたい人にはMARが向いています。チケットはオンラインで買うと並ばずに済むことが多いです。
午後:大聖堂、サンバのルーツ、ラパ
メトロポリタン大聖堂は外観がコンクリートのピラミッドのようですが、中に入ると巨大なステンドグラスが広がります。バロックが好きなら、17世紀創建で金色の内装が知られるサン・ベント修道院もおすすめです。夕方には、サンバ発祥の地のひとつとされるアフリカ系ブラジル人ゆかりの場所ペドラ・ド・サルへ。夜によっては屋外のホーダ・ジ・サンバが開かれるので、最新の予定は現地で確認しましょう。
夜はラパへ。入口の目印は、今も路面電車が走る植民地時代の白い水道橋ラパの水道橋です。少し歩くと、世界中のタイルで覆われたセラロンの階段があります。夜にサンタテレザへ上がるなら徒歩より車が安心です。丘の上のアプラジーヴェルでは、街を望む庭で現代的なブラジル料理を味わえます。
2日目:キリスト像、ウルカ、シュガーローフ
午前:コルコバードの丘
コルコバードのキリスト像にはできるだけ早く着きましょう。高さ約30mのアール・デコ様式の像はリオの象徴で、ラグーンや湾、ビーチを見渡す景色が早起きのご褒美です。午後は雲で隠れがちです。山頂へは公式の列車やバンが出ています。経験豊富なハイカーはパルキ・ラージから登る厳しい森の道もありますが、乾いた晴天の日に限り、十分な準備をして挑んでください。
昼:パルキ・ラージ
森のふもとにあるパルキ・ラージの邸宅と庭は、昼食前の休憩にぴったりです。その後は、街の中の漁村のような静かな地区ウルカへ向かいます。
午後:シュガーローフ
ロープウェイはまずウルカの丘、次にシュガーローフの山頂へと2区間で上ります。歩くのが好きなら、森の中を抜けて最初の頂上まで行く短いウルカの丘トレイルもあります。夕日で湾全体がオレンジに染まるまで待ちましょう。その後はバール・ウルカの海沿いの低い壁に座り、海鮮のつまみをいただくのが地元流の締めくくりです。
3日目:イパネマ、レブロン、コパカバーナ
最終日は海辺の散歩から。コパカバーナからイパネマ、レブロンまで遊歩道を歩きましょう。きつい登りなしで景色を楽しむなら、ハンググライダーの発着台近くにある短くて易しい道のペドラ・ボニータがおすすめで、街を広く見渡せます。体力に自信がある人はヴィジガウから登り、イパネマとレブロンを見下ろすドイス・イルマォンの丘に挑戦できますが、出発前に道の状況と地域の安全情報を調べてください。
昼食とデザート
イパネマのカーザ・ダ・フェイジョアーダでは、伝統的な黒豆の煮込みを付け合わせ一式とともに味わえます。日曜なら、手工芸品や軽食が並ぶ屋外のイパネマ・ヒッピー市も覗いてみてください。デザートはブラジルのフルーツを使ったアイスとシャーベットで知られるミル・フルータスへ。食をもっと掘り下げたい人はリオのグルメページを、南米の旅を続けるならブエノスアイレスのグルメ案内もどうぞ。
夕方:生ビールで締めくくり
一日の終わりは砂浜と夕日のためにあけておきましょう。歴史ある店なら、1887年創業のドイツ風ボテコバール・ルイスが、生ビール(ショッピ)とソーセージで知られています。最初の2日のどちらかが曇りだったなら、見逃した展望スポットを取り戻す最後のチャンスです。
実用的なヒント
- 展望スポットは午前中に。時間が進むにつれて雲が増えます。
- 日焼け止め、帽子、水を持参しましょう。遊歩道は長く、日陰は多くありません。
- 夜はタクシーアプリか正規のタクシーを使い、スマホや貴重品を人目につく場所に出さないようにします。
- 人気施設のチケットは行列と転売を避けるため公式サイトで買いましょう。
- 大雨の日は展望を諦めて、19世紀ブラジル美術の大規模コレクションがある国立美術館など中心部の美術館に切り替えます。
もう1日ある場合、好みが違う場合
4日目には、世界最大級の都市林であるチジュカ国立公園がおすすめです。街の最高峰ピコ・ダ・チジュカは、石段の短い道で登れます。美術館好きならフラメンゴ公園のリオ近代美術館 MAMや、サンタテレザの邸宅美術館シャカラ・ド・セウ美術館を加えてもよいでしょう。スリルを求める人は、サン・コンラード上空のタンデム・ハンググライダーも選べますが、認可を受けた業者を選び、風次第で飛べない場合に備えて予備日を用意してください。
この後アンデスへ向かうなら、クスコの楽しみ方も参考にしてください。ヨーロッパの首都とペースを比べたい人はパリ3日間モデルコースもあります。
自分だけのプランにする
このコースは骨組みとして使い、ホテルの場所や体力、天気に合わせて調整してください。リオのプランナーでは日ごとのプランを作れます。決める前にリオデジャネイロのガイドやブラジルのページも見ておくと安心です。